私は子供をファブルに育てたかったんだっけ?
最近『ザ・ファブル』を何度も読み返しています。
ーー引用ーー
『ザ・ファブル』
“寓話”と呼ばれし、風変わりな“殺しの天才”が、この町の片隅にひっそりと棲んでいる──。殺しのプロとして“一般人”になりきれ! 野蛮で、滑稽な、大阪DAYS。
ーー引用終わりーー
この漫画とても面白い。
主人公とその相棒の女性、一般生活に溶け込むはずがその生命力と知恵と工夫で滅茶苦茶につよつよな生き方をしている。
お豆腐メンタルな私に、ささる。
かっこいい!!
私もこんな風に子供を育てたい!!!!!
でも山に一カ月放置する勇気なんてない!!!!
なんなら車道と完全に分離された歩道ですら怖くて絶対子供の手を離せない!!!!
読み返すたびに、お豆腐嫁が出来る子育てとは…ファブルになるには…ってしばらく自問自答していた。
しかし
私、子供には自立して逆境に立ち向かえる力を持ってほしいとは思っているけど、別に山の中でナイフ一本でも生き抜いてほしいわけじゃなかった…
このコンクリートジャングルで生き抜いてほしいだけなんだった…
と思い直し、認知能力とメンタル鍛える機会を与えてあげたいな、と思い直した今日でした。
今日も今日とてワンオペ育児やってます
長らく放置してたけど、ちゃんと生きてるよー。
相変わらずワンオペ育児だけど息子は十カ月で1,2歩だけ歩けるようになってきたし、娘は正月に言葉の爆発が来たらしくて今流暢な会話も出来るようになった。
子供の些細な可愛らしさ、瞬間の楽しかったことを共有できる人が身近にいないってボディブローのように効いてくるな。
あっけなく娘の保活が終了した話
当方、東京都は港区の激戦地域にて保活を長々としていた。
思い返せば2015年、娘の妊娠中から保育園の見学はしていたのだ。
結局様々な理由から娘の0歳入園&復職を諦めることになり、1歳入園を目指していた矢先に第二子を妊娠。
2019年度の2歳児入園を目指して戦々恐々としながら育休を延長したわけだが。
港区役所に2歳児入園の相談に行くと、悉く「なんともいえない」と難色を示された。
曰く、入園希望者は少ないが入園枠も少ないのだ。
園によっても倍率にかなりムラがあり、年度によって全く異なるとのこと。
下の子は0歳で入れるでしょう、と言ってもらえていただけに、二人とも入れないと意味ないんだよなぁと頭を抱えていた。
来年上の子が入園できなかったら勤務先の保育園へ電車登園も視野にいれる必要があり、ずっと悶々としていたのだけれど。
なんとあっさり、5月末に認証保育園から内定を頂き、晴れて6月から保育園児となりました!
この保育園、申し込み当時は隣駅に住んでいて、先着順の為本当に念のためと申し込んだところだった。
そして息子が妊娠した直後にも申し込みしてた。
息子は4月生まれなので、たぶん2019年度申し込み園児の中でかなり早い申し込みになってると思われる。
園庭こそないけど先生はすごく一生懸命保育してくれて、食育もきちんとしていて、ありがたい限り。
娘は登園二日で楽しく過ごしているみたい…。
娘の順応性の高さにもびっくりした。
息子も同じ園に入園できるといいなぁ。
なんにせよ、とても恵まれた環境で過ごせて本当に嬉しい。
夫の忘れ物~イヤイヤ娘と地蔵息子と共に~
とても疲れた。
激務の夫が社用スマホを自宅に忘れ、子供二人を連れて会社まで行ってきた。
娘の麦茶をもち、
おむつの在庫を確認し、
目を覚ました息子のおむつを交換し、
息子に授乳し、
遊びに夢中な娘を引きづり、
息子を抱っこひもに入れ、
ベビーカーを展開し、
娘をベビーカーに乗せ、
帽子をかぶりたいと泣く娘に帽子を渡し、家を出るのだ。
これでやっと外へ出れる。
道すがら娘は帽子をぶん投げ、
ホームの自販機で飲み物が欲しいと泣き、
やむなく購入して電車に乗り込むと、
娘はペットボトルをうまく飲めずにこぼし、
それが気持ち悪くて泣くので、
運悪く昨日頼んでいたネットスーパーの到着を知らせる着信が何度もあり、
そのたびにアンパンマンの動画が中断されるので大泣きする娘を、
乗車客は白い目でみるのだ。
とても肩身が狭く、私も帽子の下で涙が出た。
夫と駅で合流するも、目を合わさずスマホを渡してそそくさとその場を去った。
涙が出て仕方なかったのだ。
大泣きし続ける娘をこのまま電車に乗せて帰宅するのはしんどいので、構内で昼ご飯を食べることにした。
パン屋で娘の指さすパンを買い、ベンチでごはんを食べた。
娘は天真爛漫な笑顔でおいしいと言いながら食べた。
パンをほおばる私に、胸に抱く子は何カ月?と聞くおばさんがいた。
悪気がないのはわかるけど、今口にパンが入っているの見えないのかな。
食事中くらい放っておいてほしい。
私はいつ爆発するかわからない爆弾を二つ抱える爆弾処理班なのだ。
いつ爆発してもいいように食べ物をかきこみたいのだ。
娘へのパンを切らさぬうちに帰りの電車へ乗り込み、
ネットスーパーを利用していた自宅付近の店舗にむかい、
宅配を受け取れなかったので店舗で受け取れるか聞いたところ、
たらいまわしにされてなぜかネットスーパー窓口の人に電話させられ、
その電話口担当者は声が漏れていることを気にしなかったのか、
電話の遠くで「何言ってるのかわかんない」を繰り返していた。
次の授乳時間がせまり手をしゃぶる息子が気になり、
焦った私は「もういいです」と電話を切って急いで帰宅した。
今日はとても疲れた。
娘の散らかしたおもちゃは片付かない。
朝食べた食器はそのままだ。
洗濯物は畳まず床に散らばっている。
それでも私は、
子供二人のお腹を満たし、
安全を確保し、
十分な休息をとらせ、
まめにオムツを替えて清潔を保ち、
誤飲や怪我のないよう彼らが起きている限り常に気を張り、
笑顔で話しかける努力をすることで毎日を精いっぱい過ごしているのだ。
頭に血が上ったり疲労困憊な瞬間は、娘や息子を抱きしめて「大好きだよ」と頭を撫で、気持ちを落ち着かせるのだ。
それが私の優先順位いちばんなのだ。
夫もいない中、
話し相手もいない中、
私の話を聞く人も私に話題を振る人もいない中、
これが私の精いっぱいの生き方なのだ。
息子は日に日に重くなり、追視が出来るようになり、首を少しずつ持ち上げられるようになった。
娘は部屋を散らかして表情豊かに遊び、私の食事を美味しいと言いながら頬張り、茶目っ気たっぷりに私に微笑み遊ぼうと手を引っ張る。
あまりに漫然と時間が過ぎていくけれど、そんな2人の成長に時々はっと気づいたりする。
なんだ、私一番優先して頑張りたいこと頑張れてるじゃん。
自分のこともう少し褒めてあげよう。
娘と息子の成長をしっかり目に焼き付ける余裕もないけれど、
どうか健やかに成長してほしいし、そのために身を削って頑張りたい。
いつか手が離れた時、余裕がなくて辛い時、きっと今日感じたことは私を助けてくれるから、ここに大切に書き残す。